高齢者となると、身体的な機能が衰えたり、認知症などといった様々な生活に支障をきたす要素が出てきます。それらが表面化すると、日常生活を送ることに負担が生じ、介護サービスの利用が必要となります。
その際に便利なのが、介護保険サービスと介護保険適用外のサービスです。この両者を使い分けることによって、家族に迷惑をかけず、将来的な生活の不安も抑えながら生活することができます。
介護保険のサービスは、原則的には自己負担1割で受けることができるため、最小限の負担で介護サービスを利用することが可能です。しかし、サービスの内容には制限があるうえに、サービスを受けるためには条件があります。
この介護サービスのデメリットを補うことができるものが、介護保険の適用外サービスです。適用外のサービスでは、保険のサービスではできないようなサービスを依頼することができます。
介護保険では、基本的に要支援・要介護の認定を受けている人に対しての身体介助や生活支援しか行われません。対して適用外のサービスでは、利用者とその家族に対しての支援も行われています。
食事ならば要支援・要介護の人の食事だけを用意するのが保険サービスで、家族の分も含めるのが適用外のサービス。適用外のサービスを利用すれば、家族に対しての見守りサービス、筋力維持や趣味のために外出する際の付き添いなどもしてもらうことが可能です。
ただ、適応外となると全額自己負担であるため、それなりに金銭的な蓄えがないと利用は難しいでしょう。
少しでも快適な老後を送りたいのであれば、若い内からしっかりと貯金をしておくことが重要です。